踵骨ロッキングプレート IV

踵骨は足根骨骨折の最も一般的な部位であり、成人の足根骨骨折の約 60% を占めます。発生率は若い男性で最も高くなります。踵骨骨折のほとんどは、転倒による軸方向の力によって引き起こされる労働災害です。ほとんどは、ずれた関節内骨折です (60% ～ 75%)。ある研究では、10年間に発生した752件の踵骨骨折のうち、年間発生率は人口10万人あたり11.5件、男女比は2.4：1であったと報告されています。これらの骨折の 72% は転倒によって引き起こされました。

治療原則

• ●生体力学および臨床研究に基づいて、踵骨骨折の整復と固定は次の要件を満たす必要があります。
• ●関節面を含む骨折の整復、解剖学的整復
• ●踵骨の全体的な形状と長さ、幅、高さの幾何学的パラメータを復元します。
• ●距骨下関節面の平坦化と 3 つの関節面間の正常な解剖学的関係の回復
• ●後足の体重支持軸を元に戻します。

適応症:
踵骨の骨折には、関節外骨折、関節内骨折、関節陥没骨折、舌型骨折、および多片骨折が含まれますが、これらに限定されません。